新型アルトに速攻試乗! 見た目はファニーに、中身は質実剛健な進化を遂げている
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
車台は先代の8代目と共有する。上位グレードにスズキが「ハイブリッド」と呼ぶマイルドハイブリッド機構が備わったのが特徴。下位グレードには先代に引き続きエネチャージ機構(強化型オルタネーターで減速時に充電し、ライトやメーター、ポンプなど一部の電装品の電力を賄う省エネシステム)を採用する。試乗したのは最上級グレードのハイブリッドX。ただし、生産スケジュールの都合で、新型自慢の全方位モニター付きディスプレイオーデイオ装着車や全方位モニター用カメラパッケージ装着車ではなく、ディスプレイのない仕様。
先代に比べ室内高が45mmも増えているため、乗り込んですぐに広さを感じる。ドア内張りの形状を工夫し、室内幅も25mm拡大した。新たにカーテンエアバッグが全車標準となったため、後席の頭部横のルーフが回り込んだ部分との距離がわずかに縮まった。
インパネは外観同様に丸みを帯びた形状の部分が立体的に連続するデザイン。シート表皮は全グレードを通じ、「あらゆる世代で親しまれるデニム調」(資料より)が採用された。確かにデニム調だが、オカンが買ってくるジーパンの風合いだ。何オンスとかじゃなく、伸び~る的なやつ。でも掛け心地は良好。
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